“8大バトル”に那須川天心「本当にお祭り」…10月13&14日に初タイトル戦+中谷潤人ら日本初の7大世界戦_acl 試合
◆プロボクシング ▽WBOアジアパシフィック・バンタム級(53・5キロ以下)王座決定戦 同級1位・那須川天心―同級2位・ジェルウィン・アシロ(10月14日、バトルにり113&1タイトルの7東京・有明アリーナ)
プロボクシングの帝拳プロモーションは22日、那須acl 試合都内で会見し、川天に初7大世界戦を10月13日に4試合、心本同14日に3試合、お祭界戦東京・有明アリーナで行うと発表した。0月同一主催者が手がける世界戦の実施数としては過去最多。4日潤人ら日超目玉カードに、戦+中谷圧倒的本初知名度と人気を誇る“神童”那須川天心(帝拳)の初のタイトル挑戦も興行の2日目となる同14日に組まれた。日本ボクシング史に残る空前の“8大バトル”へ天心は「祭りにしなきゃいけない」と意気込んだ。8大当に大世
「非常にインパクトのある興行。バトルにり113&1タイトルの7本当にお祭り」。那須会見に出席した天心の言葉に日本初となる7大世界戦の魅力が凝縮されていた。川天に初
スーパーバンタム級の4団体統一王者、心本acl 試合井上尚弥(31)=大橋=を筆頭に、日本ボクシング界は絶頂期と言っていいほど、各階級には強い世界チャンピオンたちがひしめく。5月に尚弥が日本人で初めて4万3000人の観衆を集めて行った東京ドーム4大世界戦興行に続き、今度は、日本初の7大世界戦が2日間にわたり、10月に実施されることが決まった。
7人いる日本人世界王者のうち4人が参戦。主要世界4団体で日本人が独占するバンタム級は中谷潤人、井上拓真が登場し、スーパーフライ級からは4階級制覇の田中恒成も。尚弥に次ぐ知名度と人気を誇るスーパースター、天心も炎の「祭り」を盛り上げる。キックから転向5戦目の天心は世界戦ではないが、世界挑戦につながる初の地域タイトルに挑む。
実現へ後押ししたのが、世界最大の定額制動画配信サービス「Prime Video」だ。5月の東京ドームの尚弥―ルイス・ネリ戦では同サービス史上最多のピーク視聴者数を記録。10月の2日間興行は記念すべき10回目となり、「Prime Video Boxing 10」としてライブ配信される。天心も「(世界王者らを)並べるだけのショーにしちゃいけない。祭りにしなきゃいけない」と意気込んだ。
2日連続で世界戦を同一会場で行った興行は、国内では17年5月20日と翌21日(東京・有明コロシアム)だけ。いずれもプロモーターが異なった興行で、初日は村田諒太(帝拳)が出場したWBA世界ミドル級王座決定戦などのトリプル世界戦。2日目はWBOスーパーフライ級王者だった尚弥の防衛戦などダブル世界戦が行われたが、今回の7大世界戦は同じプロモーターが手がける日本初の興行となる。花を添える天心は「ボクシングを見てもらう機会が今回で増えると思う。どうやってお客さんに思いを届けるかがテーマになってくる」ときっぱり。ゴングならぬ祭り太鼓を打ち鳴らす。(戸田 幸治)
〇…天心は転向5戦目で初タイトル戦に挑む。空位のWBOアジアパシフィック王座奪取がかかるが、「世界(王座)を取るためにあくまで過程に過ぎない」と強調した。初めて契約体重ではなく、バンタム級(53・5キロ以下)での戦いへ「体もつくってきたので。上(半身)は逆三角形でモデルでもいける」とニヤリ。「ベルトを4つ取りたい」と世界主要4団体統一を目指すことも改めて宣言した。
◆過去の大規模世界戦 1日の興行で行われた世界戦の数で、海外では2003年12月に米アトランティックシティーでプロモーターのドン・キング氏が手がけた8大世界戦が最多。国内では5月6日に東京ドームで行われた井上尚弥―ルイス・ネリ戦をメインに実施された4大世界戦が最多となっている。国内で2日間連続で世界戦が行われたことは数例あるが、どれもプロモーターが異なり、10月13、14日のように一人のプロモーターが開催するのは史上初。
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